会議開始5分前。
資料はもう見たはずなのに、もう一度スライドを開く。
Slackの通知も気になって、前回の議事録まで見返す。
落ち着くための確認なのに、頭の中では反論や失敗の場面が少しずつ増えていく。
最初の一言が、まだ決まらない。
情報を足すほど、息が短くなることがある
会議前の数分は、呼吸が乱れやすい時間です。
画面を切り替える。
資料を読む。
相手の反応を想像する。
話す順番を組み直す。
そのたびに、息は少しずつ上のほうへ寄っていきます。
胸のあたりで浅く止まり、吐く前に次の考えへ移ってしまう。
このまま会議が始まると、最初の30秒だけ早口になることがあります。
言葉の中身が足りないというより、息が追いついていない。
そういう場面かもしれません。
会議前は「考える時間」から少し離れる
会議直前に必要なのは、さらに考えを足すことだけではなさそうです。
もちろん、資料の確認は大切です。
ただ、開始3分前まで来たら、情報を増やすよりも「最初の30秒を崩さない準備」に切り替えてもいい。
ここでは、ひとつだけ試します。
5秒吸って、5秒吐く
椅子に座ったままでかまいません。
目は閉じなくても大丈夫です。
- 足の裏が床に触れている感覚を見る
- 鼻から5秒かけて吸う
- 鼻か口から5秒かけて吐く
- これを6セットだけ続ける
全部で約1分です。
余裕があれば、会議開始まで静かに同じ呼吸を続けます。
ポイントは、深く吸おうとしすぎないこと。
吸う量を増やすより、吐く時間を雑にしない。
それくらいで十分です。
合わない日は、短くしていい
息苦しさや強い不安、体調の異変があるときは、無理に呼吸法を続ける必要はありません。
症状が続く場合や心身の不調が気になる場合は、医療専門職に相談してください。
呼吸は、会議を成功させるための技術ではありません。
自分がいま、どれくらい前のめりになっているかを見るための小さな手がかりです。
会議前に使いやすい短い呼吸を見ておきたい人は、レスキュー呼吸から試せます。
呼吸の選び方をもう少し広く見たい場合は、呼吸法の一覧もあります。
この読みものが合いやすいタイプ:Type02「頭が回りすぎるタイプ」、Type03「反応が先に出るタイプ」