会議室に入る前。
Zoomの開始ボタンを押す前。
名前を呼ばれて、次に自分が話すと分かった瞬間。

まだ何も起きていないのに、肩が少し上がる。
胸のあたりが固くなって、息が短くなる。

そういう場面があります。

会議前の浅い息は、気合い不足ではない

会議の前に息が浅くなると、
「緊張している」
「落ち着かなければ」
と思いやすくなります。

けれど、ひと息編集部では、まずそれを責めずに見ます。

体が先に準備を始めている。
相手の反応を読もうとしている。
失敗しないように、頭が先回りしている。

その結果として、呼吸が胸の上のほうに集まり、吸う息ばかりが増えていることがあります。

気合いが足りないから、ではなく。
体が先に構えているだけかもしれません。

まず見るのは「吐けているか」

会議前に試すなら、呼吸法をいくつも並べなくて大丈夫です。

見る場所はひとつだけです。

いま、吐く息が短くなっていないか。

緊張しているとき、深く吸おうとするほど苦しく感じる人もいます。
その場合は、吸う量を増やすより、吐く息を少し長くするほうが試しやすいことがあります。

90秒だけ、長く吐く

会議の前に、次の3呼吸だけ試します。

  1. 背中を少し起こす
  2. 鼻から軽く吸う
  3. 口、または鼻から、吸う息より少し長く吐く
  4. これを3〜5回くり返す

大きく吸い込まなくて大丈夫です。
胸を広げようとしすぎなくても大丈夫です。

目安は、
「吸う」より「吐く」を少し長くすること。

90秒取れないときは、3呼吸だけでも。
発言の直前、商談のあと、次の予定へ移る前にも使えます。

すぐ試せる呼吸だけ見たい場合は、レスキュー呼吸にも短い手順をまとめています。

苦しくなるほどやらない

呼吸は、がんばるほどよいものではありません。

長く吐こうとして苦しくなる。
めまいがする。
胸や体に強い違和感がある。

そんなときは中止してください。
医療的な不調が続く場合は、呼吸法だけで扱わず、医療専門職に相談することも大切です。

会議前の呼吸リセットは、
「緊張しない人になる」ためのものではありません。

最初の一息に気づくための、小さな入口です。

次に見るなら

会議前だけでなく、朝からずっと息が浅い。
集中していると、呼吸を止めていることが多い。
人前で話す前に、頭だけが先に走る。

そう感じる人は、自分の呼吸の傾向を見てみるのもひとつです。

呼吸診断では、日常の場面から呼吸タイプを確認できます。
まずは、次の会議前に3呼吸だけ。

そこからで十分です。

この読みものが合いやすいタイプ

Type01「張りつめ型」
Type03「頭過多型」