4-7-8呼吸は、よく知られた呼吸法のひとつです。

4つ数えて吸い、7つ止め、8つかけて吐く。吐く時間が長く、落ち着きへ向かいやすい設計です。

ただし、どんな場面にも向くわけではありません。

4-7-8呼吸の特徴

4-7-8呼吸は、吐く息が長く、息を止める時間もあります。

そのため、夜のリラックスや、ひとりで落ち着きたい時間には合うことがあります。一方で、会議直前や商談前のように、すぐ話し始める必要がある場面では、鎮まりすぎたり、息止めが苦しく感じられたりすることもあります。

呼吸法は、名前の有名さよりも、場面との相性で選ぶほうが安全です。

会議前なら、もっと短く

人前に出る直前なら、4-7-8よりも短い呼吸が使いやすいことがあります。

軽く吸う。少し吸い足す。長く吐く。

いわゆる生理的ため息です。20〜30秒ででき、息を長く止める必要もありません。

ひとりの時間なら、ゆっくり

眠る前や、ひとりで落ち着きたい時間には、4-7-8呼吸を試す余地があります。

ただし、7秒止めるのが苦しい場合は、止める時間を短くするか、止めずに「4秒吸って8秒吐く」へ変えてください。

苦しさを我慢することは目的ではありません。

注意点

めまい、しびれ、息苦しさが出たら中止してください。

高血圧、心疾患、呼吸器疾患、妊娠中、パニック症状がある場合は、息を止める呼吸が合わないことがあります。必要に応じて医療者に相談してください。

4-7-8呼吸は、万能の答えではありません。

向いている場面で、無理のない範囲で使う。そのくらいの距離感がちょうどいい呼吸法です。