朝の呼吸は、長くやるほど良いわけではありません。

むしろ、どの時間帯に置くかのほうが続けやすさを左右します。

起床直後、身支度の前、仕事を始める前。それぞれに合う呼吸があります。

起きてすぐ

起きてすぐは、体がまだ切り替わっている途中です。

ここでは、強く整えようとしなくてかまいません。布団の中で三呼吸だけ、吐いていることと吸っていることに気づく。

それだけで、スマホや予定へ飛び込む前に、自分の状態を一度見られます。

出発前

家を出る前は、少し急ぎやすい時間です。

靴を履く前、玄関で一度だけ長く吐く。余裕があれば、4秒吸って6秒吐く呼吸を3回。

ここではリラックスしすぎるより、急ぎすぎを少し戻すことが目的です。

仕事前

デスクに座った直後や、最初の会議前。

1分間に5〜6回くらいのゆっくりした呼吸を、1〜3分だけ試してみます。秒数を厳密に守る必要はありません。息が苦しくならない範囲で、吐くほうをやや長めにするのが入口です。

5分をひとまとめにしない

朝の5分を一気に確保できなくても、1分を数回に分けることはできます。

起きて三呼吸。出発前に一息。仕事前に1分。

小さく分けるほど、呼吸は日常に入りやすくなります。

完璧な朝を作る必要はありません。

今日の朝に、息へ戻る瞬間をひとつだけ置ければ十分です。