朝起きて、まだ体が起ききっていないままスマホを開く。
Slack、メール、ニュース、天気、未読の数字。
少しだけ見るつもりだったのに、頭の中ではもう仕事が始まっている。
ただ、最初に何をするのかは決まっていない。
そのままデスクに向かうと、朝から少し散らかった感じが残ることがあります。
やる気が足りない、という話ではなさそうです。
朝いちばんの数分で、注意がいくつもの方向に引っぱられている。
それだけのことかもしれません。
そのとき呼吸は、浅く、短く、少し先回りするようになりやすい。
スマホを見る前に、呼吸のテンポを一度だけ選び直す
ここでやることは、長い瞑想でも、特別な朝活でもありません。
スマホを見る前に、3分だけ。
4秒吸って、6秒吐く。
それを静かにくり返します。
息を止める必要はありません。
姿勢も、きれいに整えなくて大丈夫です。
ベッドの上でも、椅子に座ってからでもできます。
数え方は、だいたいで十分。
吸う息で「1、2、3、4」。
吐く息で「1、2、3、4、5、6」。
うまく呼吸することよりも、通知を見る前に「今の呼吸はどれくらいの速さだろう」と一度見る。
そこに、少し意味があります。
最後の30秒で、最初のタスクを1つだけ決める
3分の呼吸が終わっても、すぐに一日を全部整えようとしなくて大丈夫です。
最後に、今日いちばん最初に触るものを1つだけ決めます。
- 開くファイルを1つ
- 送る連絡を1つ
- 着手する作業を1つ
朝の呼吸は、気分をよくするためだけのものではありません。
注意をどこに置くかを、ほんの少し選び直す時間にもなります。
「今日を完璧に始める」ではなく、最初の一手だけを静かに決める。
それくらいの小ささが、日常には向いていることがあります。
まずは明日の朝、スマホを手に取る前に一度だけ。
3分が長ければ、1分でも。
無理に続けなくていい
呼吸を長く吐くと苦しさが出る人は、秒数を短くしてください。
3秒吸って、4秒吐くくらいでも十分です。
めまい、息苦しさ、強い不安、体調の異変がある場合は中止してください。
症状が続くときは、医療専門職に相談することをおすすめします。
呼吸法は、何かを治すための約束ではありません。
ただ、仕事や日常の中で「今、息が浅くなっているかもしれない」と気づくための入り口にはなります。
ほかの呼吸も試してみたい人は、呼吸法ホームから見てみてください。
自分の状態を少し観察したい人は、呼吸診断も使えます。
この読みものが合いやすいタイプ
Type01: 朝から頭が先に走りやすい人
Type03: 通知や予定に反応して、最初の一手がぼやけやすい人