朝のコーヒーは、頼もしい習慣です。

ただ、起きてすぐにカフェインへ向かう前に、1分だけ呼吸を挟むと、体の立ち上がり方が少し見えやすくなります。

これはコーヒーをやめる話ではありません。

コーヒーの前に、自分の状態を一度確認する話です。

朝の体は、すでに動き始めている

起床後の体では、目覚めに向けたホルモンや自律神経の変化が起きています。朝は「何も始まっていない時間」ではなく、体が少しずつ活動へ切り替わっている時間です。

その切り替わりの途中で、急いでカフェインを入れると、眠気は薄れても、体のざわつきや焦りは残ることがあります。

必要なのは、無理に上げることではなく、今どのくらい立ち上がっているのかを感じることです。

1分の生理的ため息

朝に試しやすいのは、生理的ため息と呼ばれる呼吸です。

  1. 鼻から軽く吸う
  2. もう一度、少しだけ吸い足す
  3. 口から長く吐く

これを3回ほど繰り返します。

吸うよりも、吐くほうを長めにするのがポイントです。過緊張を落としすぎず、体の空回りを少し静かにするイメージです。

めまいや苦しさがある場合は、すぐにやめて普通の呼吸に戻してください。

コーヒーは、そのあとでいい

お湯を沸かす前、豆を挽く前、マグカップを出したあと。

どこでもいいので、コーヒーの前に1分だけ呼吸を置く。新しい習慣を増やすというより、すでにある習慣の手前に小さな余白をつくる感覚です。

コーヒーは悪者ではありません。

ただ、コーヒーに起こしてもらう前に、体がすでに起きようとしていることに気づけると、朝の始まり方は少し穏やかになります。