会議前に必要なのは、深いリラックスではないことがあります。
眠くなるほど鎮めたいわけではなく、最初の一言を落ち着いて出したい。相手の話を聞ける状態で入りたい。
そのためには、目立たず、短く、すぐ使える呼吸が向いています。
基本は「吐く息を長めに」
緊張しているとき、多くの人は無意識に吸うほうへ意識が向きます。
もっと空気を入れようとする。胸を広げようとする。けれど、体がすでに張っているときは、それが余計な力みになることがあります。
会議前は、吸うより吐く。
まずはこれだけで十分です。
状況別の使い分け
入室直前の30秒
鼻から軽く吸い、もう一度少し吸い足して、長く吐きます。2〜3回で十分です。いちばん短く、目立ちにくい方法です。
開始まで1分あるとき
4秒吸って、6秒吐く呼吸を数回。息を止めないので、苦しさが出にくく、オンライン会議の待機中にも使いやすい方法です。
資料を読みながら整えたいとき
吐くたびに肩の力を少し抜く。カウントが面倒なときは、吐く息だけをゆっくりにします。呼吸へ集中しすぎると資料が読めなくなるので、軽くで十分です。
バレないことも大事
呼吸法は、現場で使えてはじめて意味があります。
大きな動きが必要だったり、目を閉じなければできなかったりすると、会議前には使いにくい。だから、ひと息では「誰にも気づかれずにできること」を大切にしています。
息を整えることは、特別な儀式でなくていい。
次の会議前、まずは吐く息を一度だけ長くしてみてください。