朝、目が覚めてすぐにスマホを開く。

まだ布団の中にいるのに、通知、ニュース、予定、未読のチャットが並んでいる。
今日やることが、画面の向こうから先に入ってくる。

歯も磨いていない。顔も洗っていない。
でも頭だけは、もう仕事のほうへ行ってしまう。

そのまま洗面所へ向かい、支度をしながら「もう少し急がなければ」と思う朝。

こういうとき、息も少し前のめりになっていることがあります。

スマホを見る前に、呼吸はもう急いでいる

朝のスマホが悪い、という話ではありません。

必要な連絡もあります。
天気や予定を見ておきたい日もある。

ただ、画面を開いた瞬間に、外からの情報が一気に入ってきます。

返信すること。
確認すること。
考えなくてはいけないこと。

まだ起きたばかりの身体より先に、注意だけが細かく分かれていく。

そのとき呼吸は、浅く短くなっているかもしれません。

胸の上のほうだけで吸っている。
吐く前に、次のことを考えている。
息をしているのに、息をどこかへ置いてきたような感じ。

ひと息編集部では、こういう朝の小さな場面を見ています。

「集中力を上げる方法」としてではなく、仕事に入る前に、自分の状態を一度だけ見ておくための呼吸。
それくらいの位置づけでいいと思います。

まずは、長く吐く呼吸を5回だけ

明日の朝、スマホを開く前に。

ベッドの上でも、洗面所でもかまいません。
姿勢をきれいに作ろうとしなくても大丈夫です。

やることは、これだけです。

  1. 鼻から軽く吸う
  2. もう少しだけ吸い足す
  3. 口か鼻から、吸うより長く吐く

これを5回。

ポイントは、たくさん吸うことではありません。
「吐くほうを少し長くする」ことだけです。

途中で数がわからなくなったら、そこで終えてかまいません。
深くやろうとしすぎると、かえって力が入ることもあります。

5回だけ。
それ以上は、また別の日でも。

うまくできたかは、見なくていい

呼吸法は、正解を作ろうとすると急に難しくなります。

朝は特に、うまくやろうとしなくていい時間です。

5回吐いたあとに、スマホを開く。
それだけで十分です。

何かが変わったかを確かめなくてもかまいません。
ただ、通知を見る前に、自分の息がどんな速さだったかを一度だけ知っておく。

その小さな間が、朝の入り口になります。

もし息苦しさ、めまい、強い不安、体調不良がある場合は、無理に続けず中止してください。症状が気になるときは、医療専門職へ相談してください。

次に試すなら

朝だけでなく、仕事中に急に息が詰まる感じがある人は、短く使えるレスキュー呼吸も見てみてください。

いろいろな呼吸法を比べたい場合は、呼吸法ホームから、自分に合いそうな入口を探せます。

この読みものが合いやすいタイプ

Type01:考えすぎて息が浅くなる人
Type03:朝から焦りやすい人