Zoomの入室ボタンに、指を置いたまま少し止まる。
会議室のドアの前で、資料を持ち直す。
上司への報告資料を開いた瞬間、声を出す前から身体だけが先に急いでいる。

頭では準備しているはずなのに、息だけ浅い。
そういうことがあります。

会議そのものより、会議に入る直前の数十秒で呼吸がつまる人は、たぶん少なくありません。

会議前に、身体だけが急いでいる

焦っているとき、呼吸はいつも荒くなるとは限りません。

むしろ、静かに浅くなります。
胸の上のほうだけで息をしている。
肩が少し上がっている。
吐ききる前に、次の言葉を考えはじめている。

この状態で「落ち着こう」と思っても、思考のほうがさらに忙しくなることがあります。

だから会議前に見るのは、気持ちそのものではなく、まず息の長さ。
どのくらい吸って、どのくらい吐いているか。

30秒だけ、吐く息を長めにする

ここでは、ひとつだけ試します。

4秒吸って、6秒吐く。
これを3回だけ。

1回目は、うまくできなくてもかまいません。
2回目で、吐く息の終わりを少しだけ見る。
3回目で、声を出す前の身体の速さを確かめます。

大きく吸おうとしなくて大丈夫です。
吸うことをがんばると、胸や肩に力が入りやすくなる場合もあります。

会議前に足すのは、気合いではなく、吐く時間。
それだけでいい場面もあります。

うまく落ち着こうとしない

この呼吸は、緊張を消すためのものではありません。
会議でうまく話せることを約束するものでもありません。

ただ、入室前の30秒に、自分の身体がどのくらい急いでいるかを見るための小さな方法です。

落ち着いたかどうかを採点しなくていい。
吐く息が少し長くなったか。まずは、そこだけ。

息苦しさ、強い不安、動悸、めまいなどがある場合は、呼吸法だけで対処しようとせず、必要に応じて医療専門職に相談してください。

次に試すなら

会議前や移動中に短く使える呼吸を見たい場合は、/breath-rescue にまとめています。

自分がどんな場面で息が浅くなりやすいかを知りたい人は、/shindan から確認できます。

この読みものが合いやすいタイプ

Type01:がんばりすぎて呼吸が浅くなる人
Type03:緊張時に身体が固まりやすい人