夜、呼吸を整えようとして、かえって目が冴えることがあります。

秒数を数える。

正しく吐こうとする。

眠れるように、ちゃんとやろうとする。

その「ちゃんと」が、夜には少し強すぎることがあります。

夜は、練習より片づけ

夜の呼吸は、うまくなるための練習でなくていい。

一日が体に残していったものを、少し片づける時間です。

肩の力。目の疲れ。考えごとの残り。

それを全部なくす必要はありません。

ただ、どこに残っているかを見るだけでも、体は少し夜へ向かいやすくなります。

数えない呼吸でもいい

眠る前に秒数を数えると、頭が働きすぎる日があります。

そんな日は、数えなくてかまいません。

吐く息の終わりだけを見る。

吸う息を待つ。

また吐く。

それだけです。

深くしようとしない。長くしようとしない。呼吸が勝手に続いていることを確認する。

眠れない夜もある

呼吸をしても、眠れない夜はあります。

それは失敗ではありません。

呼吸法は睡眠を保証するものではありません。強い不眠や不調が続く場合は、医療専門職へ相談してください。

夜の呼吸で大切なのは、結果を急がないことです。

眠るために呼吸を操作するより、今日の体を少し見届ける。

保存して見返せる基本の呼吸は、呼吸法チートシートにまとめています。

夜は、がんばって整えなくていい。

息が続いていることを、静かに見ていればいい日があります。